「スタッフからのメッセージ」与論空港

現場の声
2020.01.15

【与論空港】豊川 小百合

2013年6月に入社し、あっという間に月日が流れました。

滋賀県出身、与論島在住歴9年目の、豊川小百合と申します。与論空港で、JALグループ便のハンドリング業務を行っています。

私は一人旅が趣味で、特に離島に強い憧れがあり、色んな島へ旅行するのが好きです。(離島に住んでいても他の離島も好き!)そして、旅の移動手段である飛行機が大好きです。(毎日見ていても飽きません!)

与論島に住んで働こうとしたとき、「同じやるなら自分の好きなものと関わりたい!」と思ったのがきっかけ。その気持ちが根本にあることで、今日まで与論空港で働いています。

飛行機が1便飛ぶまでには、航空券の予約・発券、チェックイン、手荷物受託、貨物受託、搭降載、機内準備、出発案内、重量・バランス管理等、たくさんのプロセスを経ています。そして、各担当者は責任感とプロ意識を持って、それぞれその日の業務にあたっています。

与論空港は、毎日10名でハンドリングを行っています。専門性のある知識や技術が求められるのと同時に、どのポジションにもヘルプができる、マルチタレントのような人も必要なのです。

これこそ、離島空港特有の大変なところでもあり、良いところでもあります。興味ややる気があれば、地上でのハンドリングは、どのポジションの業務でも学ぶことができるのです。大きな空港では、各担当業務以外の人とは顔も合わせることもない、という話も聞くのですが、与論空港では全員が一斉に顔を合わせ、全てのポジションの人が境目無く協力しあって、飛行機の運航を支えているのです。

 

【探求心と向上心で突き進む。】

では、今与論空港で私がどんな仕事をしているのか、お話します。

1つ目は「旅客」。航空券の予約・発券、チェックイン、出発案内等、グランドスタッフとも呼ばれる空港の顔としての仕事です。

与論空港は、島民の方はもちろん、観光地ですので観光客の方、ビジネスの方、様々なお客さまがご利用になります。「離島の空港」というとのんびりしたイメージが強いかもしれませんが、JALグループのスタッフとしての高い接客スキルが必要であり、更に地元の方にも親しみやすい接客も必要なのです。

小さな島・小さな空港だからこそ、1対1の、そのお客さまに合った接客を目指しています。お客さまと直接お話できる仕事だからこそ、お客さまの気持ちもダイレクトに感じることができ、お客さまの喜びが自分の喜びにもつながると実感しています。

2つ目は「シップサイドオフィサー」という、飛行機と地上をつなぐ仕事です。

飛行機が着陸後、駐機場に止まり、また動き出し滑走路へ出ていくまでの安全を見守っています。機内清掃や、時には搭載の補助等も行い、いかにスムーズに定刻で飛行機を飛ばせるかを考えます。客室乗務員とブリーフィングを行い、到着や出発のお客さまの情報を共有したり、お手伝いの必要なお客さまの搭乗サポートをしたりしています。お客さま全員が安全に降機・搭乗できるように誘導し、飛散物にも注意を払い、広い視野で業務を行います。

今新しく挑戦中の仕事は、「航務」です。

航務の業務は、飛行機に空港周辺の気象状況を的確に提供し、与論を出発する飛行機のバランス・重量管理を補佐する仕事です。乗務員とブリーフィングし、お客さま情報や与論空港発着便の情報等、様々なことを共有します。
お客様の目には触れることのない仕事なのですが、運航の可否や事故の防止に直結する、大変責任重大な業務なのです。

この他、「搭載」の仕事も訓練中です。お客さまからお預かりしたお手荷物や貨物を飛行機に搭載します。狭い貨物室に荷崩れのないよう安全に丁寧に、時間内に積まなければならないのです。空港の業務は、全てにおいて「速さと丁寧さ」が求められます。搭載もしかりです。

 

【与論空港を世界に誇れる空港に!】

与論空港は、長さ1200m×幅30mという狭く短い滑走路、空港は都会のバスターミナルよりも小さいビル、スタッフやカウンターも必要最低限です。

華やかな都市空港とは真逆の与論空港ですが、この滑走路に一生懸命離発着する飛行機(実際操縦している乗務員の方には日々感謝です!)、喜び・楽しみ・悲しみ・名残惜しみなど様々な気持ちで与論に行き来するお客さま、それを見送り、迎える人たち…本当に与論空港は、たくさんの人の気持ちが溢れています。それを近い距離で見守るため、自然と気持ちが伝わってきます。

空港スタッフは旅の最初と最後にその土地で顔を合わせ、お話しする人ですから、私は全てのお客さまに「ここへ来てよかった」「あの言葉が忘れられない」といった、印象に残る接客をしたいのです。私自身、国内外の色んな空港で出会った、忘れられない人や言葉があります。自分がもらった感動や感謝を、人にも伝えたい!!

昨今海外からのお客さまも増えており、ますます世界から見た与論、という視点が大事になると思います。

マイナスな意味での「離島だから」ではなく、プラスの意味で「離島だから」と言える空港にしたい。そしてここにはそれを実現できる環境があると感じています。大きな空港ではできないこと…例えば私がこんなにも様々な業務を経験できているのも、ここだから。自分の率直な意見をすぐみんなに伝えられたり、一緒に考えたりできるのも、ここだからだと思っています。

与論空港スタッフは、みんなまるで家族のように、見守ったり、先頭切って前へ出たり、細やかなサポートをしたり…と、全員が一丸となって与論のために働いています。

飛行機の運航は、常に安全が最優先であり、それが絶対に揺るがない根底にあるものです。そこにサービスや定時性といった大切なことが加わります。本当に、同じ日は1日としてありません。イレギュラー時のハンドリングは本当に大変ですし、厳しいお言葉もいただくこともあります。

接客業において使い古された言い回しですが、「それを上回る喜びは、自分の心がけ次第でどれだけでも得られる」と感じております。

私の思いに目を通してくださった方!離島空港で、自分の可能性を広げてみませんか?

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「現場の声」取材班追記

豊川さんは令和3年2月、新たな挑戦に向け与論空港を巣立ちました。

与論空港スタッフ一同、豊川さんの新天地でのご活躍を祈念し、応援しています。

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